筒井古城

別名-  付近住所 三重県伊賀市丸之内 現在 伊賀上野城
2009/8/17 碑アリ


筒井定次
筒井氏の城
 天正13年(1585)伊賀の領主となった筒井定次は、旧伊賀守護仁木氏の城館跡に仮館を建てたのち、平楽寺・薬師寺跡の高丘に新しく城郭を築いた。本丸には三層の天守があり、西に二之丸、北の山下に三之丸を配し、三之丸の北谷口を大手として分六年間に完成をみた。

筒井の天守
 筒井の天守については、従来から「当代記」に「伊賀国上野城古の殿守をこほち新殿守を立けるが」とあり古天守は取り壊されたと考えられていたが、寛永8年頃の絵図に筒井本丸に天守が描かれていて、寛永10年頃の絵図にも描かれている。
 慶安初年と考えられる絵図には「ふるてんしゅあと」の文字がみられ、この間に壊れたものと考える。藤堂藩の記録「宗国史」に寛永10年(1633)8月10日、伊藩言、十日夜、大風雨、天守壊とあり、寛永10年に倒壊したといえる。
「(財)伊賀文化産業協会 伊賀上野城 抜粋」

                   

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